ウェディングドレス選びの際のポイント
結婚式場が決まりました!!
さて、その後は一緒に式場の料理や引出物や招待状、席次やBGMなど結婚式の内容、衣装、両親の衣装等々・・・
決めていく案件がたくさんあります。
一生に一度の衣装も、いつ、どのショップで、どんなラインやデザインにするか等、かなり考えてしまいますよね。
そこで、ウエディングドレス=特別な一着を選ぶ上で、大切な事をお伝えしていきます。
STEP1 事前リサーチ
①式場・披露宴会場の広さと雰囲気
レストランウェディングやハウスウェディングなどでは、裾が広がりず、動きやすいように、マーメイドやAライン、スレンダーなど、ボリュームの小さいドレスがおすすめ。
逆に、大聖堂や大きめの教会で挙式する場合は、プリンセスラインなどボリュームのあるドレスや、ロングトレーンのドレスが会場によく映えます。
挙式と披露宴で印象を変えたい時には、ボリュームやトレーンの長さを変えたりできる、2way仕様のドレスもいいですね。
海外挙式でフォトツアーなどで、日本からドレス持ち込みの予定がある場合は、シルクを避け、しわになりにくい素材のドレスを選ぶと良いでしょう。
②予算から
ドレスをイチからオーダーするか、レンタルにするか、セミオーダーにするか、既成のドレスを購入するか・・・
選択によって、予算がかなり違ってくると考えて良いでしょう。
予算に余裕のある場合は、フルオーダーで自分だけの理想のドレスを誂えて、長く形を残すのもステキですし、
ドレス以外の部分(披露宴でのお食事や、引き出物等)にご予算を回して、なるべく価格を抑えたドレスをお選びになるのも賢い選択です。
ドレス選びの際に、ショップの担当さんにおおよその予算を伝えれば、その範囲でドレスを用意してくれますよ。
③肌の色から
ウェディングドレスといえば白のイメージですが、『白』にも種類があります。
- オフホワイト・・・少し青みがかった白
- ホワイト・・・純白
- アイボリー・・・クリーム(黄味)がかった白
どの『白』を選ぶかによって、お肌の見え方も変わってきます。
自分の肌の色に合った白色を選ぶよう意識しましょう。
黄みの強い肌や日焼けした肌には、『アイボリー』が合い、
青っぽい色白の肌には『オフホワイト』が合うとされています。
自分の思っていた肌の色と、人から見た印象が違うといったこともよくありますので、
どんな色が合うのか、ドレスコーディネーターに相談してみるのも良いですね!
自分の持つ自然な肌色が変わることはほとんどないので、
肌の色を基準にすることで、ウエディングドレスの選択肢を効率的に絞る事が出来ます。
④理想のイメージとドレスのデザイン
ドレスショップの店頭やカタログのモデルさんが着用したドレスを見ているとどれもステキで、選ぶのは至難の業ですよね。
数あるドレスの中から試着する数着を選ぶ場合、憧れのドレスのイメージから選びがちな部分もあるかと思います。
理想の花嫁のイメージも、選ぶ上では必要なポイントですし、
「実際に自分が着たらどう見えるか」という点もかなり重要です。
ふたつを冷静に照らし合わせながら、ご試着を進められるのがおススメですね。
【なりたいイメージ別ドレスのデザイン】
- 可愛い花嫁
ガーリーなレースやフリル、リボンを使用した、甘さのあるデザインのドレス。
- 大人な花嫁
シルエット・デザインがすっきりとしていて、ボディラインがはっきりと出るデザインのドレス。
- 清楚な花嫁
体型はあまり強調せず、甘すぎない、ベーシックでシンプルなデザインのドレス。
- 華やかな花嫁
ラインストーンビジューを使用した、装飾がゴージャスなドレスや、バックスタイルにデザイン性があるドレス。
- プリンセス
優美な印象で、甘さはあるが控えめなドレス。
- クラシック
ロングトレーン、露出が少なく、あってもレースやアメリカンスリーブなど透け感が少々ある程度のデザイン。
最初になりたいイメージを決め、
そこから、自分の体型や式場に合わせて、ドレスを絞り込んで行きましょう♪
⑤体型から
長身、小柄、ぽっちゃり型やほっそり型、なで肩やしっかりした肩、首の長さなど、人それぞれ、体型に特徴があります。
その特徴を、カバーしたり生かしたりできるドレスの形を選ぶことはとても重要。
自分の体型の悩みや長所を把握し、一番きれいに見えるドレスを選びましょう。
例)小柄・なで肩・細身の花嫁様の場合
ラインは、【Aライン・プリンセスライン・エンパイアライン・ショートレングス】
スリーブは、なで肩の方の場合顔とのバランスをとると美しく見えますので、
【パフスリーブや肩先の装飾があるもの】がおススメ。
例)長身・ぽっちゃり型・いかり肩の花嫁様の場合
細身のドレスは身体の印象をより大きく見せてしまいますので、
ラインは、長身を生かして、上半身をすっきりと見せる、【Aライン】を
スリーブは、【アメリカンスリーブ・ワンショルダー・ビスチェタイプ】がおススメ。
上記は一例で、花嫁様それぞれに体型・骨格が異なりますので、
ショップの方に相談し、自分の好みと、似合うドレスの折り合いをつけながら、ライン・スリーブを決めて行きましょう。
STEP2 セル・オーダーにするか、レンタルにするか
《セル・オーダー》
メリット
- 価格帯の相場が幅広い・・・結婚式の基本料金内や、数万円で着られるドレスもありますが、一番多い層は1着20万円前後だそうです。
(海外のDIYオーダーの場合は、5万円前後から。
セミオーダーの場合は平均10万円~18万前後。
有名ショップでのフルオーダーは、40万円~120万円位になります。)
- 自分だけのドレスのため、汚れなどを気にする必要がありません。
- 前撮りや二次会、披露宴など複数回ドレスを着用する場合は、オーダーの方が予算を抑えられる可能性大!
- オーダーの場合は、自分の好きなデザイン、生地を指定して、オンリーワンのドレスを着て、結婚式を迎えられる。
- ドレスのサイズを自分の身体に合わせられる。
- リメイクをすれば、何度も使用する事ができる。
- 今後、母になり、娘に受け継ぐ事もできる。
デメリット
- ドレスの保管やクリーニングが大変
- 持ち込み料が別途かかる式場もある。
- 出来上がるまでに時間を要する。
- 採寸後、身体のラインを変えられない。ボディラインに変化が出てしまった場合は、またお直しが必要になる。
- ドレスは、オーダーの料金以外にも、アクセサリーや小物類(靴やパニエ)など、別途料金がかかる可能性があるので、要確認!
- 式場までのドレス持ち込みの手配を、全て自分でしなければならない場合もある。
- ドレスの持ち込みに細心の注意を払わないと、シワになったり、伸ばしたり・・・と、自分でメンテナンスする作業が増える可能性あり。
《レンタル》
メリット
- 価格、デザインを選べる。比較的予算に合せて手軽にドレスを選びやすい。
- 式場、会場への輸送や保管などを心配する必要が無い。
- 提携のドレスショップからドレスを選べば、式場のプラン内で収まる可能性があり、持ち込み・保管料もかからない。
- クリーニング料を支払っている為、挙式当日汚れを気にせずに着れる(かなり汚してしまった場合は別です)
- ドレス着用後は、脱ぐだけ!メンテナンスなどが無く、楽!
- ドレスには基本的にセットの小物があるため、こだわらなければ、追加料金がかからない。
- 着用回数によっては、オーダーするより料金もお得!
- 定期的にドレスショップでも新作がでるので、色々なドレスを見れる。
デメリット
- ドレス自体はクリーニングはされているが、真っ白の状態で着る事は出来ない可能性もある。
- 既製品のため、多少のサイズ調整はできても、身体やボディラインが特殊な場合、ぴったりに着れない場合もある。
- 気に入ったドレスが見つかっても、サイズが無かったり、他の人に押さえられている場合もあるかも・・・。
- 人気のドレスショップだと、なかなか予約がとれない場合もある。
- 海外などでビーチ写真などを撮影する場合は、ドレスショップによって別途クリーニング料がかかる可能性がある。
- ドレス丈が調整出来ない。(身長によって丈が合わない場合は、ヒールで高さを出したり、中のパニエで膨らみ具合を変えたりする。)
- 安価すぎると、着まわしている感があったり、生地感があまりよくない。
※会場によって、提携外、他のドレス会社にする場合、持ち込み料、保管料がかかる場合があるので、要確認!
STEP3 ドレスショップでリサーチ
①ドレスショップを予約しましょう
オーダーのみ、レンタルのみ、オーダー・レンタル両方を扱うショップがあるので、
目的に合ったドレスショップを探します。
試着したいドレスショップをいくつかに絞ったら、早速予約!
土日の予約は、早めに埋まってしまう場合が多いです。
できるだけ早めに試着する日を決めて、電話やホームページから、事前予約をしておきましょう。
このとき、所要時間や何着くら試着出来るかを確認しておくと予定も立てやすいです。
ショップによっては、予約なしでもフィッティング出来る所もありますが、その場合も、出来れば直前に電話で確認をしておく方が安心です。
②予約したら、実際にドレスショップへ!
フィッティング当日までの準備
- スタッフの方に見られても恥ずかしくないように、脇や腕などムダ毛の処理を忘れずに。
- ドレスを見に行く時は、両親、彼、兄弟、友人、基本的に誰といっても問題ありません。
同性の方に付き添っててもらうと、女性の意見を聞けるので参考になります。
自分とは正反対のタイプの人と一緒に行くのも、客観的な意見を引き出しやすいのでおすすめです。
持ち物
- 会場のパンフレット等・・・担当の方に、会場に合うドレスのアドバイスを貰いましょう。
- 下着・・・ドレスの雰囲気を解りやすくする為に、ドレスショップでブライダルインナーを貸してくれる場合も有りますが、
念のため、ご自分のストラップレスのブラジャーがあれば、持参した方が安心です。
- 髪留めやクリップ・・・ドレスを着る時は、髪をアップにする可能性が高いです。簡単にアップに出来るものを用意しておくと、式当日をイメージしやすいでしょう。
- 使用したいアクセサリーやベール等の小物・・・持参するか、画像を用意しておきましょう。
- ストッキング・・・パンプスを履く可能性があります。膝下のもので構いませんので、持参しましょう。
- カメラ・・・携帯のカメラでも問題ありません。どのドレスにしようか迷ったときにとても役立ちます。
フィッティング当日
- いつものメイクより少し濃い目にして行くと、ドレス負けせずに、挙式時の印象をつかみやすいです。
- ドレス自体に、しっかりと締め感がある場合もあります。空腹の状態でフィッティングをすると、締め付けすぎてしまう可能性も。
しっかり食事をしてから、万全の体調で向かいましょう。
- 写真撮影が可能かを確認してから、ドレス着用時の写真を色んな角度から撮りましょう。
(立ったり、座ったり、前から、後ろから、斜めなど。)いくつか試着する場合、同じ角度から写真を撮っておくと後で比較しやすいですよ。
- ドレスを着た際の、バックスタイル(ウエストの位置と背中の開き)とデコルテライン(胸元の形)を確認ましょう!
- ドレスを気に入って、仮押さえする場合の料金を確認しておきましょう。レンタルの場合、ドレスは早いもの勝ちです!
③カタログを見てみる
ウエディングドレスのカタログは、どれを見てもステキで、目移りしてしまいますよね。
ですが、ほとんどのカタログやウエディング雑誌でドレスを着ているのは、芸能人やモデルさん、外国人さん、手足の長いモデルさんです。
どんなデザインでも素敵に着こなしていて、実際自分が着るとどうなるんだろう…なんて、思ってしまうこともしばしばあるかと思います。
ドレスショップによっては、日本人の方が着ている画像をアップしているショップもありますし、
最近ですと、ブライダル準備ブログやSNSのブライダルアカウントなどで、ドレス着用画像をアップしているお嫁様もいらっしゃいます。
気になる場合は、検索してみると、イメージが沸きやすくなるかもしせませんね。
④お嫁様のドレス選びも大事ですが、ある程度決まってきたら、新郎の衣装や両家の衣装なども考えましょう!
ウエディングで一番目を引くのは花嫁の衣装ですが、新郎、ご両家のお衣装も、会場や雰囲気に合ったものを選びましょう。
新郎の衣装は、格式も大切ですが、花嫁との衣装のバランスも合わせて見ていくようにしましょう。
着たいドレスのバランス、ラインも大事ですが、どうしても気になるドレスがある場合、着こなしてやる!くらいのイメージで選んでも良いですね。
式場も含めたトータルバランスが最も重要なポイントとなりますので、全身のコーディネートが決まったら、足し算だけでなく、引き算のバランスで冷静に見ても良いと思います。
一生に一度の晴れ舞台、花嫁様が笑顔で当日を迎えられるような、素敵なドレス・着たいドレスに巡り合えますように。